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​「平和の旅へ」合唱団・長崎

楽曲紹介1

​合唱と語りによる構成「平和の旅へ」

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被爆40周年(1985年)渡辺千恵子さんに取材し完成したオリジナル音楽作品 

・渡辺千恵子さん(1993年3月没、享年63歳)は16歳の時に、学徒動員先長崎市丸尾町の三菱電機長崎工場で被爆、鉄骨に挟まれ、半身不随の身となり、原爆症等で苦しみの日々を送っていたが、第2回原水爆禁止世界大会長崎集会でその体験と思いを訴えたことをきっかけに、語り部としての生きがいを見出し、車椅子で「平和の旅」に出かけるようになるまでの半生を、合唱・語り・音楽で構成した上演時間30分の作品 

 「平和の旅へ」の初演から今日までの経緯 

・初演(1985年7月)から現在までの34年間に演奏回数は258回を数える 

・258回のうち123回(県内47回)は学校行事(県外の修学旅行を含む)での上演 

・延べ15万人を超える人々に被爆者の思いを届けてきた 

・2013年には、ニュージーランドでも演奏 

・作品を収録したテープ2,000本、CD3,500枚、台本楽譜集3,500冊を普及 

・県外でも各地の合唱団で「平和の旅へ」の演奏が行われている 

(北九州、佐賀、鹿児島、東京、大阪、長野、千葉など) 

3.「平和の旅へ」合唱団について(団長:佐藤由美子) 

・「指揮+語り+ピアノ+ギター+独唱+合唱団」により構成 

・作品と演奏の趣旨に賛同する長崎と諫早の6つの合唱団、個人が参加(登録約80名) 

・通常50人前後で演奏することが多いが、大きなイベントの時は100人を超える演奏も 

・被爆から74年を過ぎ、被爆者の高齢化等により語り部活動が年々困難になっている中 で、被爆体験がない人でもこの作品を歌うことで、渡辺さんの名代として「歌う語り 部」としての役割を果たしてきている。 

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