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​平和の旅へ合唱団・長崎

ニュージーランド公演

更新作業中

2013年 4月13日  第212回公演 ニュージーランド ロトレア市 カルチャーセンター

​2013年 4月15日  第213回公演 ニュージーランド オークランド市 ダイオセサンスクール

 合唱団員28名 スタッフその他 7名 総勢35名で、非核の国ニュージーランドでの「平和の旅へ」の海外公演を行いました。

 「ニュージーランド平和の旅」の目的は

 1 平和市長会議に加盟しているオークランド市長・ロトレア市長に対して、長崎市長からのメッセージを届ける

 2 原水協とタイアップして、原爆写真展を並行して開催する。

 3 「平和の旅へ」の演奏を通じて被爆者の核廃絶の願いを広げる。

  この旅は見事に成功して目的を達成することができました。

​(初の海外公演)

​ニュージーランドでの「平和の旅へ」コンサートに参加できて

​ベース 杉本 浩太郎

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​ ”なくせ核”の想いを伝えることができるか、日本語で歌い英訳の字幕で大丈夫か、少し不安でした。しかしどうでしょう。

 聴衆の皆さんが気いるように字幕の英訳を一斉に追っている様子が今でも眼に焼き付いています。

 涙ぐんで聞いて下さっているいる方がいらしてこちらも歌いながらグッときました。言葉の壁をクリアできたとの思いを強くしました。12時間の夜間の飛行は大変でしたが、報われた思いでした。

 聞いて下さった200~300人の方々に反核の波が広がっていくエネルギーを肌身に感じることができたコンサートでした

 婦人参政権が世界で初めて確立した国・ニュージーランド・ところがどうでしょう、」21世紀のテーマ①食量②環境③エネルギー 三つとも素手のクリアしている国で21世紀でも世界をリードしています。いい国だなと思いました。

 他にも忘れられない思い出も多々あり、 力をもらった楽しい旅でした。

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​ニュージーランド公演について

テナー 田中 實

 オークランドでは、公務の都合で副市長が会うことになっていましたが、よんどころない事情で国際関係担当の課長が会うことになったとの丁重な断りの言葉があり、担当の女性課長と会うことになりました。

 ニュージーランドと日本の国旗が飾られた貴賓室に通され、日本国長崎市の代表としての接遇を受け、出席した5人それぞれに記念品までいただき、恐縮しました。

 ロトレアでは、演奏会場のコンベンションセンターまで市長自らわざわざ見えられ。聴衆の皆さんに挨拶までしていただき大きな成果だったと思います。 

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​玄関ロビーで、原爆展と署名を行いました。

 長崎県原水協 事務局長 佐藤澄人

​今回のツアーで得たものは、初めての海外公演の願いであった核兵器被害の悲惨さを訴え「核兵器のない世界」を求めて語り部の旅をした渡辺千恵子さんの想いが「「平和の旅へ」の演奏を通じてNZの人に言葉の壁を越えて伝わったのではないかと思う.

  私はスタッフで「原爆写真展」パネルを展示し、カメラの役目でしたので、観客の反応を近くで感じることができました。

 じーっと目頭を押さえる人、プロジェクターから映し出される英文表示に集中する人、公演後、子どもたちに促されて「区兵器全面禁止」の署名をする若いお母さん、パネル写真とその紹介の英文をじっくり読んで、「衝撃だ」と署名・募金をする人、「平和の旅へ」のCDを購入した稲留オークランド総領事。 

「原爆展」は見てくれる人に衝撃を与えたようです。長崎では「核兵器の非人道性」? 何を今さらという気持ちの人が多いが、世界にはその実態はまだ知らされてはいないことを感じました。

​「平和の旅へ」の演奏を聞き、原爆展を見た、9歳の小学生が、「お母さん、署名した?しなきゃだめよ」という場面も

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開幕は「ロトレア楽鼓」の皆さんによる和太鼓

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オークランド ダイオセザン女学校生徒によるリコーダー演奏

​合同合唱も行った

​「平和の旅へ」NZで響く

​指揮者 碇 勝房

​「平和の鐘を打ち鳴らそう 世界の心に届くよう」

このフレーズをこれまでどれだけ歌ってきただろう。この「うた」が生まれて28年。

長崎を訪れる修学旅行生の前で、平和の集いや、各地のうたごえ祭典音楽会の中で、いつか世界に届けと心を一つに歌ってきた。そして、みんなの想いが通じたのか、「平和の旅へ」が初めて海を渡りニュージーランドの人々の前で、その心に響くよう演奏できることになった。核兵器搭載艦の入港を拒否し、反核意識の高い国で,この「うた」がどう受け止められるか、気持ちを新たにして旅立った。

​​ 今回の演奏は二つの街で行った。最初は「ロトルア」市の交流センター。「ロトルア」に来て感じた事、それは隣の家との間の広いこと、家の境界は樹木で覆われ、森の中で人々はゆったりと暮らしているようだ。いらやましい限りだ。

 NZに来て三日目、「平和の旅へ」を海外で初めて訴える日が来た。演奏前に少し手間取ったが

地元のスタッフの皆さんの協力もあって準備が整った。

 演奏が始まる頃には100人を超える聴衆も集まり、地元の和太鼓グループ「ロトレア楽鼓」の後歴史的な「平和の旅へ」の演奏が始まった。会場内に張り詰めた空気が流れ静まりかえる。音と字幕の英文を世も取ろうとしているのか?合唱団もすごい集中力だ。

 演奏が終った途端、割れんばかりの拍手が返ってきた。何時までも立ち去ろうとしない聴衆。伝わった。音楽が国境を越えた。 指揮者 碇 勝房

​国境を越えて音楽でつながっている事の素晴らしさを体験!

​オークランド ジャパンソサエティ会長 今井久美子

​ コンサートは凄くインパクトのある、今までに経験したことのないコンサートでした。観客としてただ聞くというのではなく、伝わってくるメッセージを受け止めなければという責任を感じました。

 子どもたちは素直に受け止めて署名活動に積極的に協力してくれました。また保護者にも署名するように促したり、ボードの写真やコメントを真剣に見ていました。「平和の大切さ」や「原爆のこわさ」は人びとの心に深く刻まれたと思います。

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