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​平和の旅へ合唱団・長

​「平和の旅へ」創作と演奏の歩み

合唱と語りによる構成「平和の旅へ」の創作から演奏普及へ

         2015.6.12園田鉄美

 1.創作のキッカケ

・1984年暮れ、被爆40周年に向け音楽で被爆の実相を伝える作品をと開始

・創作メンバー(長野靖男、園田鉄美、松下進、松永真司、石木先生※)

・当初テーマに見通しが立たなかったが、原点は被爆者の証言ではないかと一致

・長野氏が渡辺千恵子さんにインタビュー(60分)、石木氏がテープ起こし

・渡辺さんのメッセージを出来るだけ活かしながら詞を書き、作曲


2.曲の完成、演奏スタイルの変遷


1)曲の完成と初演へ向けての練習

合唱と語りによる構成「平和の旅へ」初演45分版( )は曲の完成月

ボタンの向こうは冬(1985年4月)

いちめんの焼野原(1980年7月)

苦しみの日々(1985年5月)

ナガサキから(1985年3月10日)

娘よ(1985年5月)

語ってください友よ(1985年5月)

車椅子(1985年5月)

平和の旅へ(1985年5月)

平和の鐘を鳴らそう(1985年6月)

あなたの名前を(1985年3月9日)

※曲を作りながら練習、その感動で合唱団員広がる、全体の完成は初演1月前

2)初演(1985年7月15日「赤旗文化の夕べ」長崎市民会館文化ホール)と反響

・演奏スタッフ

指揮(柳原邦兀)語り(中村令子)ピアノ(松永寿子)ギター(園田鉄美)

ソロ(園田郁江、寺崎政則)合唱団員(約40名)

・初演のテープに感動の大きさが→その後テープにダビング1000本以上を販売

3)作品の変遷

・初演の年は次の集いで45分版を上演

8/7原水禁世界大会分散集会(テープ300本完売)

10/17園田・松永オリジナルコンサート

10/27九州のうたごえ合唱発表会

11/3香焼町公演

・11/22日本のうたごえ東京祭典創作発表会から30分短縮版で上演

語り、歌の2番、「車椅子」「あなたの名前を」をカットして短縮

・長崎国際平和コンサート(1988.8.6)で16人編成のオーケストラ版を上演

当時活水女子大の三上次郎氏にオーケストラ番の編曲を依頼

・原水禁世界大会(1993.8.9)でエレクトーン版に改定、現在の演奏スタイルに つながる

 

3.作品と演奏の意義

①作品、演奏形態としての特徴と意義

・各合唱団だけでなく、一般市民、個人参加を含む合同演奏が定着

・語り、ピアノ、ギター、ソロ等のスタッフ確保による人材の広がり

・専門家とのつながりが定着、広がる

②創作、創造活動の質的前進

・長崎の創り手への刺激、創作活動が大きく前進

・ながせん、花の輪、あじさいコール、香焼うたう会等の音楽活動も活発に

・九州のうたごえの活性化、連帯活動の広がり

③組織の活性化と拡大、財政面での支え

・うたごえ協議会の結成へ

・楽譜、テープ、CDの制作・発売による長崎のうたごえ独自事業活動の前進

 財政的基礎の一助に

④音楽活動を通じての被爆体験の継承

・歌う語り部としての活動(被爆体験継承)に寄与

・30年間継続して演奏を続けてきたことの重み

延べ聴衆者数 16万人(234回)

延べ演奏者数 約1万人

・これからの課題

歌い手の継承、広がり

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