​　★１９９０年を前後して、それまで福岡のうたごえの皆さんに、おんぶ抱っこであった「九州のうたごえ祭典」を各県持ち回りで開催しようという機運が盛り上がった。

　当時九州の責任者を仰せつかっていた私の役割は、各県で頑張っているうたごえの仲間のところに出かけては、その県での開催を提案し励ますことであった。

　各県の事情は様々で、運動が比較的に盛り上がっているところもあれば、少人数の小さなサークルで困難な中で頑張っているところもあった。

　困難はあっても、九州全体の連帯の中で「九州のうたごえ祭典」を開催し・現地に財産を残す・ことが大切だと考えて、

・身の丈にあった祭典の開催・を提案した。

　ついつい議論に熱中して最終のカモメに乗り遅れてしまったこともあった。

　まずは九州各県のうたごえのサークルや合唱団が日ごろの練習や活動の成果を披露し、合唱の力量を学びあい競い合う「コンクール形式による　合唱発表会」これに少なくとも２００人～３００人が九州各県から参加する、それに地元で１００人くらいの人にチケットに協力してもらえば、３００人～４００人のコンサートになる。

　可能であれば「合唱発表会」プラス地元を含む九州合同による演奏を行って、地元から１０人・２０人の歌い手に参加してもらう、九州合同曲として提案したのが「平和の旅へ」であった。

　困難を抱えながらよく頑張って「九州のうたごえ祭典」を開催したところがいくつかある。その頑張りには頭が下がるばかりである。「平和の旅へ」はよく力を発揮してくれた。